ヨーガ療法学会@仙台2018 その3
昨日まで、味覚障害の研究をされている東北大学の笹野先生のご講演の内容のシェアをしていました。
今日は私のメンタルトレーニングの師匠でもある、 朝日大学保健医療学部健康スポーツ科学科教授・福島大学名誉教授の白石 豊先生による『ヨーガ療法とスポーツメンタル・トレーニング』のご講演の内容をシェアしますね。
私は、この白石豊先生と3年前のヨーガ療法学会で出逢い、一目惚れして(人柄に笑)、当時教鞭をとっていた福島大学まで押しかけて、先生のメンタルトレーニングの授業を聴講していたことがあるんです。
しかし、途中で身体を患い、最後まで受講できなかったという無念があり、また機会を見つけて先生のもとで学びたいと願っているんです。次は、岐阜か〜、、遠いな〜。
途中で挫折した後も、先生とは連絡を取り合っていて、先生もたくさんの授業の資料を自宅で学べるように送ってくださったりと、本当にお世話になったのですが、やはりこういう心のことや人のことって、どうしても先生のもとで学びたいなって。
なんていうか、、、直接お会いすることで伝わり合うものって、ありますよね。
今回も、白石豊先生のニコニコの笑顔に会えただけでも、仙台まで行った甲斐がありました。
まずは、白石先生のプロフィール。すごい人ですよ。
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優しそうなお顔ですよね〜。実際は、優しいけど、厳しくもあります。
1954年岐阜県生まれ。1979年筑波大学大学院体育研究科修了。
日本ヨーガ療法学会理事などをつとめる一 方で、下記のような トップスポーツ選手にメンタル トレーニングの指導を行い、成果を挙げている。
<プロ野球>
日本ハムファイターズ (2001年~2004年)
下柳剛投手 (阪神タイガース、2005年セリーグ最多勝)
田中賢介選手、大野奨太捕手 (日 本ハムファイターズ)
吉川光夫投手 (読売ジャイアンツ)
森雄大投手 (楽天イーグルス)
鶴岡慎也捕手 (ソフトバンクホークス)
<バスケットボール> 萩原美樹子選手 (日本リーグ4年連続得点王) アトランタオリンピック日本代表チーム (7位)
<新体操> シドニーオリンピック日本代表チーム (5位)
<スピードスケート> 田畑真紀選手 (バンクーバーオリンピック、銀メダル)
<尖1道> 内村良一選手 (全日本倹1道選手権優勝3回、2015年世界選手権大将 優勝)
<レッドブルエアレース> 室屋義秀選手(2016年ワールドシリーズ第3戦優勝、2017年ワ ールドシリーズ第2戦、第3戦優勝)など。
2008年 6月 から、サッカー・ワール ドカップ日本代表岡田武史監督のチームづくりをサポート。
詳細は『日本人を強くする』(岡田武史、白石豊著:講談社)
【著書・DVD】
「実践メンタル強化法」、「スポーツ選手のための心身調律
プログラム 」、「 ゴルフのメンタルト レーニング 」、「 野 球のメンタルトレーニング」、「バレーボールのメンタルトレーニング」、「ゴルフ頭脳革命」、「サッカーのコーディネーション
トレーニング」(以上、大修館書店)、 「なぜか仕事がうまくいく7つのメンタルスキル」、 「壁を破るゴルフ」(ゴマブックス)、 「′卜を鍛える言葉」(NHK生活人新書)、 「本番に強
くなる」(筑摩書房)。 「勝利する心 ~東洋の叡智に学ぶメンタル トレーニング」(サ ンガ)。 「日本人を強くする」(講談社)、 「夢をかなえるコツ」、「フローゴルフヘの道」(水王舎)
運動学関係で、「運動神経がよくなる本」(カ ッパブックス)、 「どの子も伸びる運動神経 幼児編」、「どの子も伸びる運動神経 小学生編」「どの子も伸びる運動神経 指導者編」、
「スポーツの得意な子に育つ親子遊び」(PHP)な どがある。 また、DVDで「トップアスリー トが実践する最高の目標を達成する心の使い方」(音学)、
「 ビデオ版 、 スポーツ選手のための心身調律プ ログラム」、「サッカーのコーディネーショントレーニングJ、 「ボールコロビクス」(以上、大修館書店)を、CDで「白石豊のメンタ ルトレーニング講座全15巻」(クレーマージャパン)、 「ラジオ深夜便 心の時代 一本番
に強くなる―」(NHK出版)
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というように、要は超一流のメンタルトレーニングの先生です。
先生は、冒頭でこの言葉を私たちに授けてくださいました。
「人間は一生のうち 逢うべき人には必ず逢える
しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に 。
しかし、この心の内側に求める心がない人には、どんなに素晴らしい人が現れても縁を生じるに至らず。」
森信三
実はこの言葉、私が初めて白石豊先生と逢った時にも私に伝えてくれた言葉です。
この言葉、初めの
「人間は一生のうち 逢うべき人には必ず逢える しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に 。」
の部分は、結構有名ですが、その下の
「しかし、この心の内側に求める心がない人には、どんなに素晴らしい人が現れても縁を生じるに至らず。」
の部分はそこまで知られていないように思います。
私は、むしろ、この後半部分がとても重要だなと思っているんです。
毎日、多くの人に会います。
毎日、多くの情報が入ってきます。
しかし、人によって、ピンと来る人や、ことが違うんですよね。
いつも、心の中に何を求めているか。
どんなアンテナを張っているか。
それが、そのまま、人の縁につながり、
その人の人生をダイナミックに変えていく原動力になるんだと思っています。
さて、長々話しましたが、
白石豊先生の講演の内容は、
「トップアスリートに限らず、人が肝心要の時に最高のパフォーマンス(ゾーン)を出すために」
編み出したヨガをベースにしたメンタルトレーニング法のさわりの部分、でした。
白石豊先生自身、もともと東京教育大学(現筑波大学)体操部で体操選手として活動していましたが、ひどい腰痛と、弱い心に悩まされ、それを克服するために様々な書物を読みあさる中、
今で言うところの「イメージトレーニング」と出会いました。
それまでの先生は、強くなるためには、とにかく寝る間も惜しんでフィジカルトレーニングをしなければならないと思っていたので、体育館の中以外でトレーニングができるというのは、目から鱗だったとのことでした。
その後、筑波大学の体操部のコーチなどを務めながら、さらに心のトレーニングについて学び続け、先生は「佐保田鶴治」先生と出会います。
佐保田先生は、白石豊先生にヨーガの体操を伝授したそうで、
これが、白石豊先生と、ヨーガの出会いだったそうです。
そこからさらに今回のヨーガ療法学会の代表であり、私のヨガの師匠でもある木村慧心先生との出会いがあり、ヨーガの体操法、呼吸法、瞑想法を習得し、それを実践で使うことで結果を出せるようになったということ。
白石豊先生が行なっているメンタルトレーニングの一例を公開してくださいました。
この方法をラージャヨガ・チューンアップと名付けているようです。
<ラージャヨガ・チューンアップ>
まずは私たち自身を肉体、気、心に分けてチューンナップしていく。
●肉体→アーサナ
●気→呼吸法
●心→瞑想
<手順>
1、ストレスセルフチェック
2、ベーシック体操
3、ヨガ体操
4、呼吸法
5、イメージトレーニング
これらを毎朝、行うとのことでした。
もちろん、これだけではないのですが、これが基本だとのことです。
また、手順の中の体操法、呼吸法なども具体的なことを教えてくださいました。
私もパーソナルでヨガを行なっていますので、上記のようなことは常日頃行ってきましたが、今回の講演によって、さらに行うべきことが明確になりました。
先生のクライアントはみなさん世界のトップアスリートたちであり、常に身体や心の状態を気にかけている方達ばかり。
ですので、効果があるものは続けるし、無いものはすぐに気づく訳です。
彼らも「本物」なので、やはり「本物」を見抜く力があるということですね。
白石豊先生の著書を読むと、さらに具体的な実践法なども満載ですので、興味のある方は一読されることをお勧めします。
白石先生ご自身が、様々な人との出逢いと縁の中で、今があると実感されていらっしゃって、
いつも、そういうお話がたくさん聞くことができます。
私にとっては、ヨガとの出会いのきっかけとなった、木村先生との出逢いや、白石先生との出逢いが、私の人生を大きく転換させ、飛躍させてくれるきっかけとなりました。
これからも、もっともっと、求め続け、学び続けていきたいと思いました。
あ、それから、、、
学会会場では多くのヨガの友との再会がありました。
共に学び合い、歩んできた同志たちとの時間・空間は、やはりとても優しく、温かかったです。
貴重で有意義な時間を過ごせたこと、留守を守ってくれた家族や、職場の仲間、そしてすべての人に感謝の気持ちで一杯です。
最後に、仙台のアイドル&名古屋のアイドルとパチリ。
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●ホリスティック・ウェルネス・コーチ
●パーソナルヨガティーチャー
●ヨガ哲学講師
今井まおーMao Imai
〜身体のこと、心のこと、生き方のこと、子育てのこと〜
ヨガの教えを元に、健康で幸せに生きるコツをお伝えする伝道者です。
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